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IMG_201805081.jpg梅雨時期から夏にかけて発生するバラの2大病

「黒点病」と「うどんこ病」

バラを枯らしてしまうこともあるこれらの病気を

オーガニックで簡単に防ぐ方法があります。

しかも病気を防除しながら夏バテも回復させて

秋バラに向けてぐんぐん大きくできる一挙両得の

栽培法。

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黒点病とは、名前の通り葉っぱに黒い点が現れます。

別名を黒星病とも。黒点病にかかった葉は、やがて

黄色く変色して落葉します。病気が進行して、黒点病に

かかる葉が多くなると、葉が次々に落ちてバラは

丸坊主になってしまいます。植物は葉から光合成して

栄養を得ていますが、葉がないとそれができません。

本来、バラはこの時期が生育期なのですが、

黒点病で葉を落としてしまうと生育が著しく衰えて

最悪の場合は枯れてしまいます。(/_;)

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うどんこ病という名前はこの病気になると、まるでうどんの

粉をふりかけたように葉や茎が白くなることからつけられました。

白くなった葉はねじれたように委縮して何も対処をしなければ、

どんどん他の葉に広がってしまいには株が衰弱して枯れてしまいます。

春から発生し始め、真夏はいったん発生率が少なくなりますが、

秋から再び発生します。うどんこ病にかかった葉は、黒点病にも

かかりやすくなります。

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どちらの病気も「菌」によって引き起こされるということ。

そこで注目されているのが、「善玉菌」

人間の体にもたくさんの善玉菌がいて、健康維持に活躍してくれて

いますが、善玉菌はバラの健康維持にも同様の活躍をしてくれます。

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うどんこ病原菌に拮抗作用のある善玉菌の代表選手が納豆菌です。

そう、あの納豆の納豆菌。正式には枯草菌と呼ばれて稲わらなどに

多く生息しています。納豆菌は自然界に存在する発酵菌の中でも

熱や乾燥に強くどこでも生き延びていけるため、菌の中では

「納豆菌最強説」が言われるほど。納豆菌の入った資材で

手入れをしたバラはうどんこ病原菌が増える前にその棲家を

納豆菌が奪ってしまい、うどんこ病を防ぐことができます。

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IMG_8234.jpg黒点病は水を好みます。この性質のことを、

「嫌気性」といいますが、おなじような性質を

持った菌に「光合成細菌」という菌が。

光合成細菌は植物に有害な物質を餌にして

植物の生育に必要な窒素を土中に供給したり

アミノ酸を作りだす働きがあります。

これをバラの葉に散布することで、黒点病

原菌の棲みかを奪って病気を防ぎつつ、同時に

バラに栄養を補給します。

「菌の墨汁Roses」と「菌の墨汁」は光合成細菌を

原料とする土壌改良材。これらを使ってみるのもいいですね。(*^_^*)

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