バラの花が咲くのは5月から6月。
少し先ですが、蕾をつけている花も
あってこれから楽しみ(^-^)
どんなものがあるのか、知っておくといいかもしれません。
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バラの病害虫の危険度 ランキング
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危険度1位 ゴマダラカミキリ(テッポウムシ)
良く発生する場所:根、枝
発生時期:成虫は6~8月 幼虫は7~翌年4月
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危険度2位 コガネムシ
発生場所:根、花、葉
発生時期:成虫4~9月、幼虫 6~翌3月
成虫は花や葉を食べて幼虫は根を食べる。
夏以降に生育が急激に衰えたら株元付近に
幼虫がいる可能性が。土を掘って補殺して。
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危険度 3位 ハダニ
発生場所:葉裏、つぼみ
発生時期:4月から11月
症状と対処法:高温で乾燥しやすい環境で多発
梅雨明け後に急激に増える
葉裏から吸汁するムシ。被害が広がると葉全体が
白っぽくかすり状になって生育が衰える
ハダニは水を嫌うので葉裏に散水。
被害の大きい葉は取り除いて薬剤を散布。
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危険度4位 黒星病
発生場所:葉
発生時期:5~7月、9~11月
症状と対処方法
梅雨の時期など雨の多い時期に多発するカビによる病気
病気になると葉に黒い斑点が現れ、のち落葉。
発生すると周りの葉に急激に広がるので、病気の葉や
落葉した葉≪以外と忘れがち≫をとり除いて薬を撒いてください。
土にいる病原菌から感染するので、マルチングで泥はねを防ぐ
病原菌は越冬するので春先からの予防散布がとても大切。
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危険度5位 うどんこ病
発生場所:葉、つぼみ、花首
発生時期:4~7月、9~11月
症状と対処方法:湿度が低く、曇りが続くと発生しやすい
カビによる病気。病気になると新葉、蕾、花首などに白い
粉のようなカビが生える。風によって胞子が広がるので
早めに発生部分を切り取って薬を撒きます。
病原菌は越冬するので春先からの予防散布が大切。
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危険度 6位 バラシロカイガラムシ
発生場所:幹、枝
発生時期:成虫1年中、幼虫5~7月、9~10月
症状と対処方法:白いカイガラムシが幹や枝に
張り付いて樹液を吸汁する。ホースの先端をつぶして
勢いよく水を出して、その水流で吹き飛ばすか、古い
ハブラシなどでこすり落とす。
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危険度 7位 ゾウムシ類
発生場所:新芽、つぼみ
発生時期:4~8月
症状と対処方法:茎内や若いつぼみに産卵して幼虫がその
部分を食べて大きくなる。被害にあった部分は花が咲かなく
なり、先端がちりちりに乾いたようになって地面に落ちる。
枝をゆらすとぽろぽろと落ちて逃げるので、受け皿にキャッチして
補殺する。
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危険度8位 アザミウマ(スリップス)
発生場所:つぼみ、花、葉
発生時期:5~10月
症状と対処方法:花やつぼみなどに潜り込んで汁を
吸う体長1~2mmの小さなムシ。
高温で乾燥しやすい環境で多発し、繁殖が早い。発生
すると茶色や灰色のしみができて花が咲かなくなったり
葉が丸まって変形する。発生した花や蕾は放置せずに
摘み取って処分。被害が大きい場合は薬剤散布。
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危険度9位 ホソオビアシブトクチバ
発生場所:葉
発生時期:6~11月
症状と対処方法:シャクトリムシの仲間でガの幼虫
枝を這い上がって葉などを食べる。適用薬剤はないので
よく観察して見つけ次第補殺。
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危険度 10位 ヨトウムシ類
発生場所:葉、花
発生時期:4~11月
症状と対処方法:薄茶色~茶色のイモムシ状のムシで
日中は土の中に潜んでいて夜になると葉や花を食べる。
幼虫が大きくなればなるほど薬剤が効かなくなるので
薬剤散布するなら小さいうちにするのが効果的。見つけ
次第補殺。
危険度11位 チュウレンジハバチ
発生場所:葉、枝
発生時期:4月~11月
症状と対処方法:成虫のハバチが枝の中に卵を産み付け
幼虫が食べる。産卵中の成虫は身動きできないので見つけ
次第補殺する。枝にできた産卵の痕を見つけたら、ようじなどで
卵をつぶすか切り取る。幼虫が群がって食べている葉は
切り取ってまとめて補殺。あるいは薬剤を散布。
危険度 12位 アブラムシ類
発生場所:新芽、蕾
発生時期:4月~11月
症状と対処方法:黄緑色などの小さなムシ。新芽や若いつぼみ、
若葉などの柔らかい部分に密集して吸汁する。見栄えが悪いのは
もちろん、ウイルス病やすす病の原因ともなるので、見つけ次第
補殺するか薬剤を散布。
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病害虫を知っておいて、それにあった
対応をしていけばキレイな花を長く楽しめますよ。
これから、春が楽しみですね(*^_^*)❀」
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