暑さや蒸れ、雨、害虫など、夏は花を美しく保つ
ためにクリアしなければいけない課題が山積み。(*_*;
さらには、夏の日まっさかりの庭では、なかなか手入れする
元気も出ず、庭の美しさが損なわれがちです( ;∀;)
そんな夏の庭作りの悩みを解決してくれるのが、近年登場している
超高性能な花たちです。スーパーハイパフォーマンスな花たちを
ご紹介しますね(*^_^*)
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まずは、ゴンフレナ(センニチコウ)ラブラブラブ
ゴンフレナはもともと乾燥や高温、直射日光に強い
植物ですが、このラブラブラブはそうした特性に
加えて、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるよう
改良された品種。1株で50~70cmとボリュームたっぷりに
咲いてくれます。だから、夏の花壇や寄せ植えの背景にピッタリ。
また、カットしても驚異的な分岐力で花がすぐに上がり、
カッティングガーデンの素材としても最適。発色のよい花は
花もちがよく、花が少なくなりがちな真夏にどんどん花を
咲かせてくれます。(*^_^*)切り花のほかドライフラワーに
しても楽しめます。
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次はアメリカンブルー。
「アメリカンブルー」の名前で知られる
エボルブルスは、最近の日本の猛暑にも
耐える貴重な植物。加えてブルーラグーンは
よく枝分かれして、花と花との間隔が今までの
ものより狭くて、咲き広がると名前の通りブルー
ラグーンのように小花が地面を青く染め上げて
くれます。草丈が低くて、這うように広がるので
グランドカバープランツとしてオススメです。
目にも涼し気な青い花ですが、実際グランドカバーを
繁らせた地面はアスファルトより10℃以上低いことが
環境省の実験で確認されています。夏の暑さ対策にも
おススメです。暑さに強いうえに、多品種に比べて
耐乾性にも優れています。
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ユーフォルビア'ダイヤモンドスノー`
フラワーアレンジメントに使われるカスミソウのように
主役の花を引き立てる名バイプレーヤーであり、ほとんど
何もしなくても咲き続けるローメンテナンスの女王です。
初心者でも失敗しない確率99.9%。(*^_^*)これまでの
品種との違いは、旺盛な成長。真夏の高温期でも生育を
休むことなく、炎天下に新雪のような真っ白な花を、ふわふわ
咲かせ続けてくれます。八重咲きで、花密度が高いので、
もはや脇役を卒業して、単植で見ごたえがあり主役級です。
寄せ植えなどの脇役に向くのは、今までの品種。
使い分けて楽しめます。(*^_^*)
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サンクエール
オーストラリア南東部出身の暑さに非常に強い花。
スカエボラの他の品種は、生育するにつれて株の中央に
花が少なくなるものがありますが、サンクエールは
根元から枝が次々に生えてくるので、夏を迎える
ころには、株全体が花で覆われます。水切れにも強くて
虫も少なくて、真夏の露地でも株を覆いつくすように
満開状態が続いて、晩秋までと花を長く楽しめます。
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ニチニチソウ フェアリースター
2cmほどの花をつけるニチニチソウの極小輪シリーズで
サントリーフラワーズのオリジナル品種です。
もともと花付きがよくて、酷暑のなかでも花いっぱいに
なる品種なんですが、さらに株張りがいいのが特徴。
愛らしい花の姿とは裏腹に、病気にも強くて生育旺盛で
秋まで花を楽しむことができます。
鮮やかな花の色は単色でも見応えたっぷりですが、極小輪
なので寄せ植えの花材としても、とっても重宝しますよ(*^_^*)
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ジキタリス
イングリッシュガーデンの定番の花、ジキタリスです。
バラとの共演にも欠かせない宿根草ですが、今までの花との
大きな違いはバラの最盛期の5月以降も次々に花が上がって
秋まで花が咲き続けるところ。
またこれまでのジキタリスは1本の花茎が開花してから、次の
花茎が伸びて花を咲かせるまでに時間がかかりましたが
'パンサー'は最初の花が咲くころには次の花茎が数本~
十数本上がってくるので、1株で豪華な花姿に。タネがつかない
性質のため1輪の見ごろが長いのも特徴で、切り花としても楽しめ
ます。厚さや病気に強くて、宿根して年を追うごとに
株が大きくなって、たくさんの花を咲かせます。
草丈はいままでより低くて、コンパクトなので小さな庭や
ベランダガーデンでも楽しめますよ(*^_^*)半日陰でもよく
育ちます。
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ガーベラ
ガーバラといえば、フラワーアレンジメントなどで
馴染み深いカラフルな花ですが、これまで庭植えや鉢植えでの
栽培では、うどんこ病やハダニなどの病害虫や耐寒性があまり
強くないので、花を楽しむ期間が限られていました。
でも宿根ガーベラ'ガルビネア'は、そうした課題をクリアして
-5℃程度まで耐える耐寒性を持ち、地域によっては冬越しも
可能に。(*^_^*) 花は春~冬まで咲き続けて、関東以西の平地暖地では
1~3月以外は、次々に花を咲かせます。さらに、1株で10本
以上の花を同時に開花させることもあり、1本の花もちも、3~4週間
と長いので、切り花としても重宝します。
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植物にとって花を咲かせるのは、体力のいる活動です。
ここまでに紹介してきた花たちは、暑さに強く、よく咲き続ける
性質ですが、咲いている間はずっとフルマラソン状態。(;´Д`)
ときどき栄養補給してあげましょう(*^_^*)
特に、土の容量が限られている鉢植えは、土の栄養がなくなって
くるので、定期的に肥料をあげるといいですね。
肥料は土の表面に置くタイプの「置き肥」と水やりの時に水に
希釈してあげる「液肥」があります。置き肥は、だんだんと溶け出して
長く効きます。1か月に1回程度であげます。液肥は10日~2週間
に1回程度です。どちらか一方でも構いませんし、併用すればさらに
パフォーマンスは上がります。ちなみに液肥は植え付け後、2週間
くらい経ってから使い始めます。
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