宿根草を植え付けて、数年がたち大きくなった株は、 一般的には秋から春にかけて、開花後、または休眠期の植物に負担にならない時期を選んで株分けをしてリフレッシュさせます。
植物の種類によって株分けの仕方も違うのでそれぞれについて、説明していきますね。
1 株脇に芽ができ徐々に株が大きくなるタイプ(クリスマスローズ、フロックスなど)
① 芽数が充実し、密集した株を葉張りと同じくらいの位置で
② 2~3芽を1つのまとまりとして(1芽は2~3本の茎のまとまりを目安に)ナイフなどで大まかに、切り分ける
③ 掘り上げた場所に土を耕し、空気を入れ元肥として腐葉土などをすき込み分けた一株を植え付け残りは別の場所に植栽する
2 太い根茎をもつタイプ(アマドコロ、エビネなど)
① 根塊を掘り上げナイフで根塊のくびれた部分で切り分け親株(今年、花の咲いた根塊)や、去年の親株は捨てる。
② 子株を切り取る際に葉も半分程度まで切り詰めてから植えつける
3 地下茎やランナーで広がるタイプ(アジュガ、タイム、ハナトラノオなど)
地上部と根のついた状態で地下茎を掘り上げ、1~3節を目安に分けて植えつける
葉が混みあうと、通気性も悪くなり、花付きが悪くなったり、病害虫が発生しやすくなるので、ぜひ株分けで、リフレッシュさせてあげましょう。増殖の手段にもなりますよ。(記事Y 構成I)
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