日本では近年、夏になると35度を超えることも
珍しくなくなってきましたね。(;´Д`)
暑さに耐えかねてエアコンに頼る結果、都市部では
ヒートアイランド現象がおこるという悪循環も
問題に。
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有効な対策がなかなか見いだせないなか、注目を
集めているのが、「緑のカーテン」です。
家の壁面に這わせるように植物を育てると日光を
遮るだけではなく、植物の蒸散作用によってまわりの
温度を下げる効果が期待できますね。(*^_^*)
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この蒸散作用というのは、植物の葉や茎などから水蒸気が
出される現象のこと。植物は、気温が高い日中に、主に
葉の裏にある気孔を通じて、盛んに水蒸気をだします。その際
生じる気化熱によって、葉の表面だけではなく周辺温度も下げます。
最近、夏になると商業施設などでよく見かけるミストシャワーを
思いうかべてみて。植物が行う蒸散は、自らの葉の温度が
上がりすぎないという効果もありますね。(*^_^*)
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植物はいったいどの程度の分量の水蒸気を出すんでしょう?
これは植物の種類によって大きく変わります。
たとえば地中から多量の水を吸い上げることが名前の由来に
なっているミズキは蒸散量も多くて、一方砂漠の環境に
適応したサボテンなどは、蒸散量を少なくして水分を
蓄えるようにしています。また同じ植物でも、気温や
湿度によっても蒸散の量は変わって基本的には高温かつ
低湿度のときに蒸散量が多くなります。
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ベランダに植物を置けば涼しくなるのかについてなんですが
蒸散作用によって、ベランダの気温が下がることは下がるでしょうが
植木鉢、数個程度では体感できるほどの効果はないかも
しれません。。
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