クレマチスはガーデニング・プランツの中でも
人気が高く、庭の主役花としてとても重要な
植物の1つです。
品種によってはバラと開花期が合って、バラには
ない青系の花色が多いこともあって、一緒に育てる
方も多いですよね。
そんなクレマチスには多数の品種や野生種があって
いくつかの系統に分類されていますが、系統間の
生育特性の差がとても大きくて、管理も同一にする
ことができません。ここでは一般家庭で扱いやすい
早咲き大輪系、遅咲き大輪系、フロリダ系、ヴィチセラ系、
テキセンシス系、ヴィオルナ系、インティグリフォリア系に
絞ってその剪定方法をお知らせします。(*^▽^*)
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新枝咲きクレマチスの剪定・誘引
(ヴィチセラ系、テキセンシス系、ヴィオルナ系、インテグリフォリア系
品種や生育状況によっては新旧両枝咲きの場合も)
新枝咲きのクレマチスは、前年に伸びたつるが地際まで
枯れ死するので、バッサリ切るだけととても簡単。
株全体が枯れてしまったようにも思えますが、
つるの基部には新しい芽を確認することができます。
また切り取る分量が多いので、十分に休眠させて
枝が完全に枯れるのを待ってから作業をしないと
養分を大きくロスしてしまいます。(^▽^;)
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旧枝咲きのクレマチスの剪定・誘引
(早咲き大輪系)
旧枝咲きのクレマチスは、前の年に伸びたつるに
すでに花芽を作っているので、必要以上に切り詰めて
しまうと花が咲かなくなったり、花数が減ってしまいます。
枯れたつるや枯れ葉などを切り取り、再度誘引をします。
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新旧両枝咲きクレマチスの剪定・誘引
(遅咲き大輪系、フロリダ系、ヴィチセラ系とインティグリフォリア系の
一部の品種)
新旧両枝咲きのクレマチスは、前の年に伸びたツルの多くが枝枯しますが、
基部のほうは生き残っています。旧枝咲き同様に枯れたツルや枯れ葉などを
切り取り、再度誘引しますが、旧枝咲きほどツルは長く残らないので作業は
簡単です。.
開花期までに新しいつるが50~200cmと長く伸びるので
誘引はそのことを念頭にしてください。
また切り取る分量が多いので十分に休眠して枝が完全に
枯れるのを待ってから作業をしないと、養分を大きく
ロスさせてしまいます。
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新旧両枝咲きのクレマチスはつるが長く伸びるので、伸びるに
任せたままだと互いが絡まりあって開花期の姿が乱れます。
つるが壁をまんべんなく覆うように、定期的に誘引するように
こころがけてくださいね。
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