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癒合剤の癒合とは、傷ついたところが治って傷口が

ふさがることを意味する言葉。

園芸店やホームセンターの薬品コーナーなどで販売されて

いる「癒合剤」は、剪定した切り口や枯れたり傷んだりした

木に塗って使います。植物の傷ついたところを保護する、

絆創膏のようなものです。(*^_^*)

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役割① 剪定した切り口を保護する

癒合剤は傷そのものを治す薬ではなく、植物の治癒力を高める

ようなものです。癒合剤を塗ることで、樹木の切り口から栄養が

流れ出るのを防いで、カルスと呼ばれるかさぶたのようなものを

作るまで、保護膜の代りになります。

果樹やバラなどの花木は、毎年の剪定作業がかかせませんね。

特に鉛筆よりも太い枝を切る場合(もちろんそれ以下でも)は

切り口に癒合剤を使ってくださいね。

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役割② 接ぎ木のワックスとして

接ぎ木は台木に別の枝を挟み込んで、連作障害の出ない野菜や

病害虫に強い果樹を育てる育成方法。繋いだ箇所を乾燥から

守り、早く結合させるときにも癒合剤が役にたちます。

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役割③ 傷んだ箇所を治していく

春の花・サクラにつきやすいコウヤク病や天狗巣病などの

病気になった枝には、花がつかなくなってしまいます。

家庭の庭木でも病気や害虫の被害で、枝枯れや胴枯れなどの

症状が発生することがありますね。いたんだところを

切り取って癒合剤を塗ると、カルス(かさぶたのようなもの)を

形成して、傷口をふさぐのを助けます。

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癒合剤の塗り方

癒合剤を刷毛などで少量とって、切り口にムラなく塗り広げます。

このときにエッジ(角)までしっかりと癒合剤をつけるのが、
上手な塗り方のコツ。雑菌や害虫から樹木を守り、乾燥やひび割れを
防ぎます。大きな面積の場合は、1~2か月で周囲がひび割れてくる
ようなら、さらに上から重ね塗りします。 

 

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