そろそろ秋の花を花壇に植えられている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
植える前には土を入れ替えたりと
準備をしますね。ホームセンターに行くと、
さまざまな園芸用土が
販売されていてとっても便利です。
でもオリジナルの土づくりも、なかなかいいですよ。
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土づくりの基本は「天地返し」です。
これは、冷たい冬の風に土をさらして土の中の
害虫や病原菌を駆除することです。
作業としては、土を目の粗いフルイにかけて
ゴミや虫を取り除いてビニールシートに
広げていきます。
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家庭ごみが減る!自己流堆肥の作り方。
台所から出る生ごみや雑草や落ち葉などを
コンポストに入れる肥料作り。ゴミが減るので
環境にやさしい。毎日ごみを入れて、その上に
土をかぶせておきます。
この土を植木鉢の再生用の土として、使うために
真冬に天地返しをします。
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もうひとつは、腐葉土と鶏糞や油粕で作る堆肥。
落ち葉、鶏糞、落ち葉、油粕と水をかけながら
コンポストに重ね、踏み固めて数か月、ときどき
上下をかき混ぜて空気を入れて。そうすれば、
1年後には手作りの堆肥ができますよ。
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台所生ゴミと使用済みの鉢植え用土、そして落ち葉・
鶏糞・油粕の堆肥をビニールシートに広げて、
2週間くらい霜に当てて寒風にさらして、直射日光で
消毒。2週間ほどの間、2~3日に1回天地返しを繰り
返すと、ふっくらとした土ができます。
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さらに使用するときには、根腐れ防止の「くんたん」と
「牛糞堆肥」などを植物に合わせて調整します。
また、アブラムシや害虫が心配なら、土に
「オルトランDX」などを混ぜ込んでおけば、
その被害が防げます。
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自家製の台所のゴミや鉢植え用土の再利用で、気になるのが
土壌酸度。安全に使うために土のphを測って必要なら
苦土石灰などを混ぜて土壌を調整します。
消毒を済ませた再利用の土は、堆肥と混ぜてphチェックを
してから使ってくださいね。
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酸性度のチェックの方法は次の通り。土壌酸度のチェックが
できる「アースチェック液」などがあるのでそれを使って。
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1、チェックする土1に対して2の水道水をコップ(ペットボトルを
切って使う)に入れて、よく混ぜゴミを沈殿させる
①上澄みの溶液を付属の試験官に5cc入れて、「アースチェック液」を3滴垂らす。
②溶液の色が変わるので、付属の比色表でチェックする
再利用の土だけではなく、庭の数か所の土の酸性度もチェックしてみるといいですね。
ちなみに、酸性を好むサツキやブルーベリーがph4.0~5.0、
アルカリ好みのほうれん草でph6.5~7.5などがベストな酸性の数値です。
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また土づくりでは、土の酸性度だけでなく、窒素、リン酸、カリの比率も重要。
一般に窒素は葉を作り、リン酸は花や実つきを良くして、カリは根を作ると
いわれています。
長くなってしまったので、窒素については、また別のブログで
お話しますね。(*^_^*)
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