学名:Pieris japonica和名:アセビ(馬酔木) その他の名前:アセボ
科名 / 属名:ツツジ科 / アセビ属
3年ほど前にモデルガーデンのバックヤードで花咲かせていた
アセビ。今回 事務所ギャラリー・ガーデンマスコットのフクロウ
横に植えました。
この木は、山形県及び宮城県以南の林地などで育っている日本特産の
低木です。呼び名はアセビ意外にアセボ、アシビと人によってさまざま
に呼ばれていて何が正しいのちょっと混乱してしまいますね。(+_+)
春になると白や薄紅色の花がたくさん垂れ下がるように咲きます。
野山でよく見られるのは、白花種で、これが基本ですが、園芸用と
して売られているのは薄紅色の花を付ける品種(ベニバナアセビ、
ウスベニアセビ、クリスマスチアーなど)の人気が高いですね。
花のあとにできる実は下垂しないで上向きになります。
万葉集にもその名前が出てくるほど、古くから日本の庭に使われてきました。
灯篭や庭石の傍に植えるのが一番似合いますが、花も葉も明るめなので
洋風の庭にも違和感がなく植えられますよ。(^-^)
アセビの葉は鹿に食べられないので、奈良公園などではアセビだけが、やけに
目立つ場所があったりします。またアセビの落ち葉には、ほかの植物の成長を
抑制する物質が含まれていてアセビの下ではほかの植物が育ちにくいです。
つまり動物も植物も寄せ付けない性質をもっているので、アセビだけしっかり
育つ環境がつくられますね。
刈り込みに耐えますが、成長はとても穏やかです。
手入れは大きく飛び出した枝や根元から出る「ひこばえ」、
内部で枯れこんだ枝を切る程度で大丈夫です。(^-^)
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