2022年6月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

月別アーカイブ

NEWS & BLOG

バラを育てている多くの人を悩ませる、バラの大敵・黒星病(黒点病)。

葉に黒斑が表れて、やがて黄変・落葉して病害が進行すると株全体の

葉が落ちて丸坊主になってしまうこともある厄介な病気です。

.

バラを育てている人の多くが直面する、厄介なバラの病気が黒星病。

被害が進行すると次々に葉が落ちて、やがて丸坊主に。

このような状態になると、光合成ができないので生育が著しく

悪化してしまいます。( ;∀;)また、生育期に養分をため込む

ことができなかった株は寒い冬を乗り越えられずに、最悪の場合には

枯死してしまうことも。寒さの厳しい地域ほど枯死しやすいので

注意を要します。また、黒星病は感染力がとても強く、1つの株に

発生することで、瞬く間に周囲の株にも拡大して、庭全体に大きな

被害がでることも(>_<)

そのため発生してしまったら、被害が広がらないうちに

早めに対処することが需要です。バラは育て方が難しいと

思われていますが、それはこの黒星病という致命的な病害が

存在するからなんです。ですから、この病害の発生を上手に

防除することは、バラ栽培の成功の秘訣といえますね。

.

 黒星病に原因は、カビの一種。

黒星病の原因菌は濡れた状態など多湿な環境で胞子が繁殖しやすく

被害が拡大していきます。そのため、雨の多い季節に被害が発生しやすいです。

日本では梅雨のほかに秋雨や台風などとバラの生育期に雨が多くて、

4~11月の東京の降水量はパリやロンドンの約3倍。

この数値を見るだけでもわかるように、ヨーロッパよりも日本での

栽培は大変です。

.

黒星病は一度発生するとあっという間に被害が拡大して、収束させるのに

苦労します。早期発見・早期対処をこころがけて。

一般的に黒星病は株の内部の込み入った場所から発生しやすいので、株の内部を

こまめに観察してくださいね。

 .

そして、黒星病が発生したらただちに対策。

まずは羅病した葉(1枚の小葉に発生している場合でも5枚など複数枚をセットで)

を葉柄から、丁寧にむしりとります。続いて羅病した葉に隣接した葉も、同様に

むしりとります。一見して病斑が見られない葉でも、多くの場合はすでに感染して

いて、数日の間に発症することが多いんです。病害を抑え込むためにも、

思い切って摘み取りましょう。またすでに落葉してしまった葉も、丁寧に

拾い集めます。

発生の度合いがひどくて、ほとんどの葉に病斑が見られる場合には、9月上旬

までであれば、思い切って丸坊主にリセットしてしまうほうが、早期に病害を

抑えられる場合も。この一連の作業はとても大切で、摘み取りをせずに薬剤

を撒いても、なかなか病害を完治させることができません(>_<)

.

病葉の摘み取りなどが終わったら、次に殺菌剤を散布。

いまのところ病害を抑えるためには、治療効果のある殺菌剤を

散布する以外には、残念ながら有効な手段はありません。

なお、一度の殺菌剤の散布で病害が抑えられない場合は、病葉摘みを

継続しながら1週間間隔を目安に、複数回散布をつづけてみてください。

 

 

 

 

 

コメントする