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役立つ花と木の図鑑

秋にバラを咲かせるために ~シュートの処理~

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アブラハムダービー.jpg

 

秋のバラの花を咲かせるには、手間をかけてやるといいですね。 (病害虫の防除、肥培管理やシュートの処理など) 

鈴幸のバラたち・・・・夏の期間中、葉を落とさずに栽培したかったのですが、暑さに負けて葉を落としてしまったバラもちらほら・・・。

 

 ところでバラは、枝を切ることによって新芽が伸びて花をつける

植物。またその枝は3年ほどで花がつきにくくなってくるので

新しく発生する枝(シュート)と入れ替えて古い枝を順番に根元から切る

ことで、常にたくさんの良い花を咲かせることができますよ。

 

 

もちろん剪定をしなくても花は咲きますが、花が小さくなったり

樹形が乱れたり、さらには枝が込み合って風通しや日光が

届かなくなったりして、病気が発生しやすくなって株全体が

弱ってしまうことに。バラの剪定は良い花を咲かせるだけでなく

株をいつも元気に若々しくしておく上でも重要な作業です。(^-^)


 

 シュート(太い新梢で将来の主幹になるもの)は、

5枚葉6~8枚の間でピンチします。(指先で折る)

 


夏の剪定は・・・・

  • 散りはじめた花を摘みとっていく(花の付け根からハサミでカットしてもかまいません)
  • できるだけ葉がついている枝を残し、葉を増やす
  • 全体の2/3ほどの高さになるよう、枝を切りそろえていく
  • 細い、弱い、内向きの枝を付け根から切り落とす

 

ただし5月以降病害虫が発生したりして葉の量が少なくなってしまった株は、

高さをつめることよりも、葉をいかに多く残すかを考えて剪定したほうが

以降の生育や開花のために良いので、注意してください。

 

 

毎日暑いです。そのため 高温乾燥がかなり続いているので、

バラたちが葉を落として蒸散を少なくし生長をとめています。

また高温乾燥期には、ハダニが増えます。これ以上バラたちに

負担がかからないように、ハダニ退治をしましょう。

まずは、ハダニ退治に専用の殺ダニ剤を早朝か夕方に散布。

さらにハダニは水に弱いので、葉の裏全体に水をかける葉水が効果的。

暑い夏を乗り越えて秋にバラを咲かせられるように、してあげたいですね。(^-^)

 

 

 

 

 

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